論文の読み方
研究をする上で多くの論文を読むことになる。そこで、今回は論文の読み方を解説します。
論文の構成
論文は多くの場合、以下の流れで構成されています。
概要
論文の内容をまとめたもの。ここを読むと論文の内容が大体わかる。
はじめに
研究の背景や既存の問題点を提示する。ここで第何章に何が書かれているかが記述されていることが多い。
関連研究
関連する他の研究論文を紹介している。ここを読むと研究界隈の全体像が大体わかる。
提案手法
既存の問題点を解決する提案手法が説明されている。論文のメインとなる部分である。
比較実験
提案手法の有用性を証明するために、既存手法と比較してどのような結果になったかを示す。
結論
今回の研究でどのような問題点に対し、どのような手法をし、実験によってどのような結果になったかをまとめたもの。また、今後の研究課題がここで書かれていることが多い。
どう読むのが効率的か
その研究界隈の内容を大体知っているのであれば、概要で大体理解できる。具体的にどのような手法を提案しているのか知る必要がある場合、提案手法をみると大丈夫である。